台風に気象庁が危機感 注意すべきエリアは
非常に強い台風24号は、四国など西日本の一部を暴風域に巻き込みながら進んでいる。今後は、勢力を保ったまま速度を上げて、四国または紀伊半島に上陸し、10月1日にかけて東日本から北日本を縦断する見込み。気象庁から牧尾記者が、今後の警戒点について報告。
■気象庁が危機感強める
気象庁は29日、予報課長自らが異例の緊急会見を行うなど、危機感を強めている。特に警戒を呼びかけているのは、「暴風」と「高潮」。
まず「暴風」について、気象庁は、今月はじめに近畿に上陸した台風21号の時のような暴風が、今回は、東海や関東で吹き荒れる恐れがあるとしている。
あまり暴風に慣れていない首都圏でも、これまで経験のないような暴風が吹く恐れがあり、気象庁の担当者は、「どのような被害が出るか想像がつかない」と危機感をあらわにしている。
気象庁は、特に伊勢湾で、30日夜遅くにかけて過去に甚大な被害をもたらした「伊勢湾台風」並みの高潮が起きる恐れがあるとしている。
■特に危険なエリアは?
地図で特に赤くなっているエリアが危険で、中部国際空港や住宅もある金城ふ頭などは注意が必要。高潮が起きると、高波が堤防を越えて一気に流れ込む恐れがある。早めの安全確保を。