首都圏中心に「風疹」流行 約8割が男性
風疹の流行が首都圏を中心に続いていて、男性の患者数が全体のおよそ8割となっている。
国立感染症研究所によると、風疹の患者数は、先月30日までの一週間で134人だった。地域別では、最も多いのが東京都で40人、次いで神奈川県で21人などと首都圏で多く、愛知県でも流行が目立っている。
これで、今年の風疹患者の数は952人となり、既に去年1年間の患者数の10倍を超えた。患者のおよそ8割は男性で、予防接種をしていないか、接種したか不明な30代から50代が多く占めている。
「風疹」は妊娠中の女性がかかると、赤ちゃんに難聴や心臓疾患などの障害が起きることがあり、国立感染症研究所は、妊婦と赤ちゃんを守るために、成人男性も予防接種を受けるよう呼びかけている。