離れた場所つなぐ「VR会議」の可能性
ゴーグルを装着して、虎ノ門のオフィスと渋谷にある会議室に座る人たち――バーチャル空間に集まって会議中です。
コントローラーを手にして操作。ゴーグルの側面にはマイクがついていて、ストラップにはスピーカーが埋め込まれています。声は発言された方向から聞こえます。うなずいたり、手を動かしたりすると、アバターも同調して、まわりの人と意思疎通ができます。
複数人での進行をスムーズにする特長もあります。手元のタブレットでブラウザを開いてから壁にはりつけ、みんなで見ながら調べ物をすることもできます。また、3Dの物体を出現させて、物の細部の情報を共有するという使い方も。他にもコントローラーで好きなところにメモがとれたり、それを自由に動かせたりもします。
KDDIでは今年の夏から一部の会議で利用を始めました。
「もちろん対面式で(会議が)できるならそれが良いです」「東京都内でも場所が離れていると往復1時間かかる」(KDDI 中馬和彦部長)
利用している中、思わぬメリットも――
中馬さん「内職しなくなるんです。かぶっているので比較的集中度が高い。良い副産物だと思っています」
【the SOCIAL futureより】