演劇ごはん 客も参加「劇の中にいるよう」
レストランを丸ごと会場にした「演劇ごはん」という新しいアトラクションがある。料理と芝居を同時に楽しめる新しい感覚のエンターテインメントとして話題になりそうだ。
ごはんを食べながら演劇を楽しめるその名も演劇ごはん。レストランにやってきた男性客は役者だ。
彼氏「彼女の望みでもあったんですよ。もちろん僕の望みでもあったんですけど。まぁ、その証しといいますか」
スタッフ「はいは~い」
彼女にサプライズで重大な告白をすると語る。そして彼女へのプレゼントをスタッフに預けた。そこへ彼女が登場。
彼女「なになに、この雰囲気」
彼氏「おかしいかな」
彼女「だって静まり返ってるし、みんなこっち見てるし、確実に不自然だよ」
彼氏「自然だと思うけどな~」
スタッフ「自然な感じで」
彼女「あの人もずっと自然自然って」
スタッフ「自然って聞こえちゃいました?自然っていうのはですね、あの…自然栽培の野菜のことなんですよ。ご存じですか、自然栽培!」
料理で使われている自然栽培の野菜もしっかり説明。料理も佳境に近づく中、勘違いしたスタッフが…
スタッフ「これ預かっていたサプライズプレゼントです」
箱を見てプロポーズだと思った彼女は、走って店の外に出て行き…
彼女「よっしゃ!」
そんな彼女の様子を見て観客からは笑い声があがる。しかし、サプライズ内容はプロポーズではなく子犬のプレゼントだった。彼女が勘違いしていることを知った彼氏は…
彼氏「どうすればいいんですか」
困り果てた末、彼女への対応を観客の多数決で決めることになる。客も物語に参加できるという演出だ。
観客からは「自分たちも劇の中にいるみたいな感覚で面白かったです」という声が聞かれた。
演劇ごはん・小濱晋さん「入店したときは日常なんですけど、でもいつの間にか非日常が始まっていて自分も物語に入っているっていう錯覚を実際に体感して、それを楽しんでもらえたらいいなと思います」
【the SOCIAL viewより】