世界的な盛り上がりを受け、日本でも大規模な大会が始まった対戦型コンピューターゲームを使った「ｅスポーツ」。２５日夜の「深層ＮＥＷＳ」では、このｅスポーツをスポーツと呼べるのかどうかを議論した。

社会学者・加藤裕康氏「（球技は）ボールというある種のメディアを使ってスポーツは成立するが、ゲームの場合にはコントローラーを使って、電気信号が画面の中のキャラクターを動かして操る。ハードなスポーツは『スポーツ』と感じられるが、身体活動として捉えたときには、（ゲームも）全く同じことをやっていると思う」

日本ｅスポーツ連合・浜村弘一副会長「水泳やマラソンがスニーカーや水着でタイムが変わったりする。使う道具によって変わり、進化によって変わっていく。ｅスポーツというのは、大会ではみんな同じフォーマットで戦わされるので、ある意味１００％人間のスキルで、身体活動で差がつく。そういう意味で言うと、まさにスポーツかと思う」

日本ｅスポーツ連合の浜村副会長は、「スポーツ」という言葉を日本語で「体育」としたのは翻訳ミスで、本来は「競技」を指す言葉だと強調した。