東京パラ聖火 全都道府県で採火など実施へ
2020年東京パラリンピックの聖火について、大会の組織委員会は、47都道府県全てで採火などを行う方針を示した。
これは21日に開かれた組織委員会の聖火リレー検討会で報告されたもの。パラリンピックの聖火リレーのコンセプトは「Share Your Light/あなたは、きっと、誰かの光だ。」で、多様性を重視し、共生社会の実現につなげることを狙いとしている。
組織委員会はパラリンピックの聖火リレーについて、オリンピックで選手村が閉村した後の2020年8月13日から8月25日の13日間を予定していて、全国47の都道府県全てで採火やセレモニーを行うほか、競技が行われる埼玉県・千葉県・静岡県、それに開催都市の東京都の4都県では、トーチによるリレーを行いたいとしている。
各地で採火された聖火は、パラリンピック発祥の地であるイギリスのストーク・マンデビルで採火された聖火とともに、東京で「集火」され、一つの聖火となる。具体的な採火の場所は、大分県の「太陽の家」といった、障害者スポーツの拠点などが想定されていて、今後、各都道府県と検討していくという。
パラリンピックの聖火リレーの期間は、お盆や終戦記念日などと重なるため、送り火などから採火することもありうるとしている。