スバル 約3400人勤務表に記入せず残業
自動車メーカー「スバル」の社員が過労自殺で労災認定を受けていた。
「スバル」の群馬製作所の男性社員が、2016年、長時間労働などが原因で自殺したとして労災認定されていたことが分かった。
遺族の代理人によると、亡くなるおよそ1か月前の残業時間は105時間だったという。勤務表では残業はなかったことになっているが、実際には、退社したように装った上で職場に残り、残業をしていたという。
スバルは、この問題を受け、およそ1万7000人の社員について、残業時間の実態を調べたところ、2017年6月までの2年間で、約3400人が勤務表に記入せずに残業をしていたという。
これにより発生する残業代は、総額で約7億7000万円にのぼるということで、全額支払われる。
スバルは、「従業員の健康確保に、より一層配慮してまいります」とコメントしている。