夏の天候 大雨リスク高く集中豪雨の危険性
気象庁は25日午後、今年の夏の天候の見通しを発表した。日本列島は、例年よりも大雨のリスクが高く、気象庁は、集中豪雨の危険性もあるとしている。
気象庁の発表によると、南米沖の海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が夏にかけて続く影響で、6月から8月の降水量は、全国的に「平年並みか多い」と予想されている。
これは夏の太平洋高気圧の張り出しが例年より弱いためで、日本列島は前線や湿った空気の影響を受けやすく、気象庁は、「集中豪雨などの大雨のリスクは、例年より高い」と説明している。
一方で、気温は「ほぼ平年並み」の予想で、最高気温が35℃を超える猛暑日は、『災害級の暑さ』と呼ばれた去年よりは、少なくなる見込みだとしている。