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【木原さん解説】関東北部…夜にかけても“非常に激しい雨” 新たな台風発生も懸念

2023年9月4日 18:22
【木原さん解説】関東北部…夜にかけても“非常に激しい雨” 新たな台風発生も懸念

関東の雨の見通しや、新たに台風に発達する可能性がある「台風の卵」について、気象予報士の木原実さんに解説してもらいました。

■4日(月)夜にかけて大雨災害に厳重警戒

4日(月)の関東地方は、台風12号から変わった熱帯低気圧や、高気圧の縁辺流の影響で猛烈な雨が降った所があり、大雨災害の危険度が高まりました。

雨雲の様子を朝から振り返ると、午前7時ごろから関東の東の海上から活発な雨雲が流れ込んできて、茨城県や栃木県では長時間にわたって1時間に80ミリ以上の猛烈な雨や、1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降り続きました。

午後4時半現在、関東北部の雨雲も徐々に少なくなってきていますが、それでも栃木県内を中心に発達した雨雲がかかり続けています。

雨の予想を見ると、この後も栃木など関東北部には発達した雨雲がかかり、4日(月)夜にかけて、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要です。

■関東 5日(火)は再び“猛烈な暑さ”に

―――4日(月)は、関東はこの雨で猛暑もおさまったようですが、5日(火)以降は?

5日(火)は関東の天気も回復に向かって日差しも戻るため、再び猛暑がぶり返しそうです。

予想最高気温をみると、熊谷では37℃と体温を超えるような暑さ。また、前橋で36℃、水戸や東京、横浜で35℃と、猛暑日予想の所が多くなっています。(※気象庁・午前11時予報)

4日(月)のしのぎやすい暑さから、再び一気に暑くなりますので、体調管理には十分お気を付けください。

■新たに台風発生か

そしてもうひとつ心配なことがあります。新たな台風が発生しそうなんです。

4日(月)午前に沖縄の南で発生した熱帯低気圧が、今後台風になって北上する見込みです。

台風としてはあまり発達しない見通しですが、今週水曜~木曜日ごろには東海や関東に接近する可能性があります。

まだ台風にもなっていない段階ですが、今後の進路予想や台風情報に注意が必要です。