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沖縄戦74年「慰霊の日」全戦没者追悼式

2019年6月23日 15:45
沖縄戦74年「慰霊の日」全戦没者追悼式

沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終結した日から23日で74年がたち、沖縄は令和となって初めての「慰霊の日」を迎えた。

日本とアメリカ計20万人以上が亡くなったとされる74年前の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を沖縄県は「慰霊の日」としている。激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、正午前から全戦没者追悼式が開かれた。

糸満市立兼城小6年、山内玲奈さん
平和の詩「本当の幸せ」
「『命どぅ宝』 生きているから笑い合える 生きているから未来がある」

沖縄県、玉城知事「いつの世までも悲惨な戦争のない、安心して暮らせる世界を、みんなでつくっていかなければなりません」

沖縄県の玉城知事は「平和宣言」の中で、沖縄の方言や英語も使って、世界平和を呼びかけた。

一方、アメリカ軍普天間基地の移設を巡って、玉城知事が、名護市辺野古への移設断念を訴えたのに対し、来賓として挨拶した安倍首相は、政府として基地負担の軽減に努める姿勢を強調した。