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沖縄戦74年 令和初「慰霊の日」平和願う

2019年6月23日 11:39
沖縄戦74年 令和初「慰霊の日」平和願う

沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終結した日から23日で74年がたち、沖縄は令和となって初めての「慰霊の日」を迎えた。

日本とアメリカ計20万人以上が亡くなったとされる74年前の沖縄戦で、旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる6月23日を沖縄県は「慰霊の日」としている。

激戦地だった糸満市摩文仁の平和祈念公園には、雨の中、朝から多くの遺族らが訪れ、肉親の名前が刻まれた「平和の礎(いしじ)」に花を手向けたり、食べ物や飲み物を供えて手を合わせたりしている。

遺族「花も酒もみんなお香も、うさげて(ささげて)ますからね。(Q:(亡くなったのは)お父さん?)はい。(沖縄)本島なんですけども、生まれてまもなく出征したみたいですが、父の面影も全く知りません。戦争はなくなってほしいです。本当にどこの国でも」

園内ではまもなく安倍首相や沖縄県の玉城知事らも出席して「全戦没者追悼式」が行われ、沖縄はきょう一日、平和への祈りに包まれる。