「令和」初…東証11日ぶり取引は緊張感も
連休明けの7日、東京証券取引所では11日ぶりとなる取引が行われている。「令和」初の取引はどうなっているだろうか――
「令和」最初の取引となった7日、株価は大幅下落している。東京株式市場は取引開始から売り注文が広がり一時、日経平均株価は250円以上値下がりした。
株価下落のきっかけはアメリカ・トランプ大統領が突然、中国製品に対する関税を25%に引き上げるとツイッターに投稿したこと。これをきっかけに6日のニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が一時、大幅に下落。その後は持ち直したものの、米中貿易摩擦への懸念から10連休明けの東京株式市場は大幅に下落する形となった。
一方、7日の東京証券取引所では前例のない10連休明けということで、通常の約2倍の人員を集めて取引の監視にあたっている。連休中もシステムが問題なく動くか証券会社との接続テストを3度にわたり行ったこともあり、7日は今のところトラブルなどは発生していない。
この後に開く中国の株式市場の動きもにらみながら、「令和」初の東京株式市場は緊張感に包まれている。