IR汚職事件 秋元司被告控訴審 懲役4年の実刑判決
カジノを含むIR・統合型リゾート施設への参入を巡る汚職事件で、収賄と証人買収の罪に問われた元衆議院議員の秋元司被告の控訴審判決で、東京高裁は22日、1審に続き、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
元衆議院議員の秋元司被告は、中国企業側から760万円相当の賄賂を受け取った収賄の罪や裁判でウソの証言をするよう依頼し、現金を渡そうとするなどした証人買収の罪に問われています。
1審の東京地裁は、秋元被告に懲役4年、追徴金およそ750万円の判決を言い渡しましたが、秋元被告側はこれを不服として控訴していました。
22日、東京高裁は、「1審の判断に不合理なところはない」などとして控訴を退け、懲役4年とした一審の実刑判決を支持しました。
秋元被告側は、裁判で一貫して無罪を主張しており、すでに上告したということです。