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交番で女性に暴行 逮捕・起訴の警部補を懲戒免職処分 警視庁

2024年8月23日 18:37

東京・渋谷区の交番で、女性を床に押さえつけるなどの暴行を加えたとして、交番勤務の警部補の男が逮捕・起訴された事件で、警視庁はこの警部補を懲戒免職処分にしたと発表しました。

警視庁によりますと、懲戒免職の処分を受けたのは、警視庁代々木警察署の地域課に所属する56歳の男性警部補です。

警部補は、ことし6月、東京・渋谷区の代々木上原駅前交番で、交番を訪れた20代の女性を床に押さえつけるなどの暴行を加えたとして、特別公務員暴行陵虐の罪で、先月、起訴されていました。

無関係の施設に立ち入ったとして、施設関係者に連れられて交番に来た女性を、親族が迎えに来るまで、およそ20分間にわたり、強引に腕をひねったり、顔を近づけ大声で「いいかげんにしろ」などと怒鳴ったりしていたということです。

警視庁の調べに、「女性が交番から逃げ出してしまうのではと思い、頭に血が上った」などと話しているということです。

警視庁は「都民の安全を守るべき警察官としてあってはならない行為であり、厳正に処分しました」としています。