自民総裁選 石破元幹事長、立候補を正式表明
自民党総裁選挙で、石破元幹事長が24日、地元の鳥取県で立候補を正式に表明しました。中継です。
石破氏の出馬表明会見は、午前11時ごろに始まりました。石破氏は「38年間の政治生活の集大成として、これを最後の戦いとして、原点に戻り、全身全霊で支持を求めていく」と立候補を正式に表明しました。
石破氏が会見を行っているのは、鳥取県八頭町の神社。こちらの神社は石破氏が幼いころ育った町にあり、自らの「原点の場所」だということです。石破氏にとって5度目の挑戦となる自民党総裁選ですが、本人は「最後の戦い」と話しています。「原点」と語る場所での表明には、「最後の戦い」にかける石破氏の意気込みがうかがえます。
石破氏は世論調査での高い支持率を背景に、次の衆議院選挙など国政選挙での「顔」にふさわしいことをアピールし、強みである党員票をさらに上積みしたい考えです。
その結果、弱点と指摘され続けている国会議員の支持についても、挽回したい狙いです。「より国民に近い党員の支持を国会議員がくつがえしていいのか」と訴える戦略です。ただ、こうした戦い方が通用しなかったからこそ、これまで4回の挑戦はおよばなかったわけです。
裏金事件で信頼が失われた自民党のリーダーに今度こそ、ふさわしいと選んでもらえるのか。それには、自民党を変える道筋を示すとともに、石破氏自身も「これまでとは違う石破茂」をみせる必要がありそうです。