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拉致被害者家族ら、一刻も早い帰国へ協力呼びかけ 国連シンポジウム

2023年6月30日 1:33
拉致被害者家族ら、一刻も早い帰国へ協力呼びかけ 国連シンポジウム

北朝鮮による拉致問題に関する国連シンポジウムがオンラインで開かれ、拉致被害者の家族らが改めて一刻も早い帰国の実現のため、理解と協力を呼びかけました。

国連シンポジウムは「解決に向けた国際連携」をテーマに、日本やアメリカ、韓国政府などの共催で行われました。

横田拓也さん「親世代の高齢化は容赦なく進み、再会を果たせず他界されるケースが後を絶ちません。タイムリミットがあるということです」

飯塚耕一郎さん「これ以上、拉致被害者とその家族の再会を死がわかつことがあれば、我々は北朝鮮を憎しみ怒りでしか見ることができなくなってしまうでしょう。正直、今が我々の理性が保てるギリギリのラインです」

また、松野博一官房長官は、「一瞬たりとも無駄にせず、今こそ大胆に現状を変えていかねばなりません」などと話し、拉致問題解決のため、国際社会における理解と協力を求めました。