１０日午後３時から、天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が皇居の宮殿から赤坂御所まで行われる。皇居前から杉野真実真美アナウンサーが伝える。

すでに多くの人が観覧用のブースに入り始めている。パレードのスタートまでまだ３時間半ほどあるが、少しでも良い位置から両陛下の姿を見ようと、皇居周辺には早朝から大勢の人が集まっていた。

午前８時半すぎからはパレードの最終リハーサルが行われた。警視庁の白バイを先頭にした車列が本番と同様に右側車線を走って、皇居から赤坂御所に向かった。

午後には、天皇皇后両陛下は赤坂御所を出て、皇居の宮殿に入られる。そして午後３時頃に南車寄に姿を見せてオープンカーに乗車し、赤坂御所まで約４．６キロの道のりを３０分ほどかけてパレードされる。パレードには秋篠宮ご夫妻や安倍首相の車も加わり、５０台ほどの車列の全長は約４００メートルに及ぶという。

パレードは台風１９号による被害を受けて、先月２２日から延期された。お見舞いの気持ちを示されてきた両陛下の笑顔を、多くの人が心待ちにしている。