大分県日田市に住む60代の男性がマッチングアプリで知り合った相手から169万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺被害にあったことが分かりました。

警察によりますと、2024年4月上旬、男性はマッチングアプリで女性を名乗る人物と知り合い、LINEでやり取りを始めました。その後、男性はその人物から「儲かるネットショップがあるのであなたもしない？」などと誘われました。
女性から勧められたネットショッピングサイトに登録したところ、そのサイトの管理者を名乗る人物から「サイトで売るための商品を購入してほしい」と言われ、商品の仕入れ代金を指定された口座に現金で振り込んだところ、サイト上で利益が出たことを確認しました。

男性は利益が出たことで、この話をさらに信用し、その後も商品の仕入れ代金名目で女性を名乗る人物から指定された口座に現金を振り込み続けました。そして利益を出金しようとしたところ、女性を名乗る人物から「出金には手数料がかかる」「所得税を払う必要がある」などと言われ、合計12回にわたり約169万円をだまし取られる被害にあいました。

警察は「SNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口。送金する前に詐欺を疑い必ず周りの人や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。