食べて、見て、ウクライナ“支援” 1970年公開の名作「ひまわり」連日満席に…
食べたり、見たりすることで、ウクライナを支援する動きが広がっています。ある映画館では、1970年に公開された名作が上映され、連日、満席状態が続いているといいます。
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東京・世田谷区にある店内でカカオ豆を加工して、いちからチョコレートを作る店。甘い香りが漂う中、今月から売り出したというのが――
CRAFT CHOCOLATE WORKS 竹内誠太代表
「ウクライナ産のハチミツを仕入れて、『ハニーカカオ』という商品を販売しております」
すっきりとした味わいで、花の香りがするというウクライナ産のハチミツを使用。元々は他のハチミツを使用していたといいますが、現在の状況を受けて、ウクライナ産のハチミツに切り替え、代金の500円分を寄付するといいます。
CRAFT CHOCOLATE WORKS 竹内誠太代表
「(ウクライナ産の)ハチミツがあるということを知らない方も、たくさんいると思うんですよ。まずそれを知ってもらうことも、1つ重要なことかなと」
“ウクライナの味”を食べて、知ってもらうことで支援につなげたいということです。
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柏市にある映画館では、1970年に公開された名作「ひまわり」が上映されていました。
一面に広がるひまわり畑。第二次世界大戦を舞台に、戦争により離ればなれとなってしまった夫婦の運命を描いた映画です。
キネマ旬報シアター 江﨑毅副支配人
「ウクライナのことをもっと知っていただきたい。ウクライナの方たちに思いを寄せてほしいということで、ウクライナで撮影された映画を特集したいと思いまして」
印象的なひまわり畑など、現在のウクライナで撮影されたこの映画。この映画館では、反響が大きいということで、連日、満席状態が続いているといいます。
50代
「(過去に)映画は見たことがあるんですけど、単純にメロドラマというのではなくて、今、もう1回(争いが)始まってしまったんだな、みたいな。全然、別の視点で見たというかんじですね」
学生(20代)
「今のウクライナをみつめるきっかけになればと思い来ました」
今後、各地の劇場などで上映が予定されていて、売り上げの一部は人道支援のために寄付されるということです。