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クルーズ船 高齢者ら付き添いと下船認める

2020年2月13日 21:06
クルーズ船 高齢者ら付き添いと下船認める

新型コロナウイルスへの感染が確認されているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、新たに44人の感染が確認された。加藤厚生労働相は、80歳以上の高齢者らの下船を認めると発表した。

ダイヤモンド・プリンセスでは13日、新たに44人の感染が確認され、これで感染が確認された人は218人になった。船内での待機が長期化していることを受けて、加藤厚労相は、一部の人の下船を認めることを明らかにした。

加藤厚労相「陰性が確認された方のうち希望される方には、下船をして、政府が用意する宿泊施設で生活していただく」

対象となるのは80歳以上の高齢者で、窓がないか開かない部屋に滞在している人、もしくは80歳以上の高齢者で持病がある人。持病の悪化などを防ぐ「健康確保」の観点から決めたと説明していて、検査を行って陰性が確認された場合、14日から順次、下船を認める。政府の施設に滞在を求め、付き添いの家族も一緒に下船できる。

今後、下船する人の対象を、80代で持病がない人や70代で持病がある人などにどう広げていくかを検討している。

厚労省は、残る乗客・乗員には、原則、来週19日まで船内での待機を求め、全員を検査する方向で調整している。