乗客の女性に「気分悪そうだからこれ飲みな」と言い、睡眠作用のある薬を飲ませたうえ、現金4万円などを奪ったとして、タクシー運転手の男が逮捕されました。

警視庁によりますと、タクシー運転手の田中敏志容疑者は今年8月、都内を走行中のタクシーで、乗客の10代の女性に睡眠作用のある薬を飲ませてこん睡状態にさせ、現金およそ4万円などを奪った疑いがもたれています。

女性は田中容疑者から「気分悪そうだからこれ飲みな」と渡された錠剤と水を飲んだところ、意識を失っていました。また、車内のドライブレコーダーには、SDカードが入っていなかったということです。

調べに対し、田中容疑者は容疑を否認しているということですが、都内では同様の被害が数件確認されていて、警視庁は関連を調べています。