×

7歳と5歳の姉妹死亡…軽自動車がバスと正面衝突 事故の瞬間が防犯カメラに 福岡

2024年8月19日 21:21
7歳と5歳の姉妹死亡…軽自動車がバスと正面衝突 事故の瞬間が防犯カメラに 福岡

福岡市で路線バスと軽乗用車が正面衝突し、7歳と5歳の姉妹が死亡しました。現場近くの防犯カメラには、軽乗用車が中央線を越えバスと衝突する様子が映っていました。

   ◇

お盆休み最終日の18日、路線バスと軽乗用車が衝突する瞬間をカメラがとらえました。

記者
「事故があった現場です。バスの前の部分がつぶれていて、軽乗用車は大破しています」

道路に停止する路線バスの横に、フロント部分が大きくつぶれ歩道に乗り上げる軽乗用車。この軽乗用車に乗っていた小学2年生の古賀優麗愛さん(7)と麻里愛さん(5)2人の姉妹。病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。運転していた32歳の母親は、左足にケガをして重傷だということです。

当時、何があったのか。

事故が起こる直前に撮影された、現場から20メートルほど手前に設置してある防犯カメラの映像。親子が乗っているとみられる軽乗用車が走行しているのが確認できます。このとき、親子は自宅を出たばかりだったとみられています。

事故があったのは福岡市の国道。緩やかなカーブがある片側1車線の道路です。

バスの運転手は、対向車線を走っていた軽乗用車がセンターラインを越えてきて正面衝突したと説明しているといいます。

実際に事故の瞬間をとらえた映像では、直進してきたバスに軽乗用車が正面から突っ込み、反動ではね飛ばされ歩道に乗り上げる様子が映っています。

姉妹の救助をしたという男性は…

救助にあたった男性
「最初にクラクションが鳴って、そのあとにすぐドンっていう大きな音が聞こえたので。母親は後ろの子どもを心配して名前を呼んでいた。力ずくで(ドアを)開けて子どもの反応を見たけど、呼びかけにも反応しなかった。2人ともちゃんとシートベルトしていたから外して、救急隊員の指示ですぐ横にして心臓マッサージ。(母親は)どなたかに連絡してごめんなさいと」

母親は、「所用で子どもを連れて出掛けた」などと話しているといいます。

西鉄によると、バスには乗客10人と運転手が乗っていて、このうち3人が病院に運ばれましたが命に別条はないということです。

   ◇

一夜明けた19日、現場には花をたむけにくる人の姿もありました。

40代
「同じような子どもがいるから、なんかいたたまれないです。ひとごとじゃないかなと思って、お花だけでも供えさせてもらおうと」

警察は過失運転致死の疑いもあるとみて母親に話を聞くなどして、事故の原因を調べています。

    24時間ライブ配信中
    日テレNEWS24 24時間ライブ配信中
    logo

    24時間ライブ配信中