障害者の多く「仕事や学校に不安」感染拡大
新型コロナウイルスの感染が広がる中、視覚障害者や聴覚障害者の約6割が、「仕事や学校に不安を感じている」と民間団体のアンケートに答えていたことがわかりました。
このアンケートは、障害者を支援する団体が、視覚障害や聴覚障害がある人165人を対象に行ったものです。その結果、仕事や学習環境の変化について約6割が「不安がある」と回答し、理由として「障害者ゆえ真っ先に解雇されるのではないか」との声があったということです。
また生活面では、視覚障害がある人から「日ごろから触れて確認することが多いので、感染対策が難しい」といった意見も寄せられました。
一方で、聴覚障害の人からは「この状況でもマスクを外して対応してくれた。聞こえない不便さを理解してくれた」という感謝の声もあったということです。