仏副大臣視察…障害者の分身ロボ働くカフェ
東京パラリンピックの開催で来日しているフランスの障害者担当副大臣が、あるカフェを視察しました。そこは障害者らが分身ロボットで接客するカフェです。
「お待たせいたしました。OriHimeパイロットのちふゆでございます」
接客しているのは、分身ロボットです。このカフェでは脊髄性筋萎縮症やALSなどで障害のある人らが、自宅や入院先の遠隔地からパソコンなどで分身ロボットを動かして働いています。店内では、受け付けや注文を受けるロボットのほか、目の前でコーヒーをいれてくれるバリスタのロボットがいます。
フランスのクリュゼル障害者担当副大臣も、カフェを訪れました。
ソフィー・クリュゼル氏「フランスでは、分身は学校に来ることができない、遠隔で授業を受ける子ども達のためにはあります。しかし(このように)仕事を可能にするというのは素晴らしいことだと思います」
また、クリュゼル副大臣は東京パラリンピックの開会式は素晴らしかったとして、2024年のパリ開催については「障害のある人たちの能力について社会の見る目が変わっていくことを期待している」と述べました。