乳幼児難病治療薬 1億6707万円で了承
乳幼児の難病を治す点滴薬、「ゾルゲンスマ」の価格について、国内では最も高いおよそ1億6707万円とすることが厚生労働大臣の諮問機関で了承されました。
薬の価格を審議する「中央社会保険医療協議会」は13日、乳幼児の難病の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」を公的な医療保険の対象とし、価格は、およそ1億6707万円とすることで了承しました。国内では、最も高額な薬となります。
なお、この薬は、アメリカでは、日本円に換算すると2億円以上で販売されていて、世界一高額です。
日本では、高額療養費制度が適用されるため、患者の自己負担はほとんどないということです。
ゾルゲンスマの対象は、ほとんどが生後2歳までに亡くなるとされる難病の「脊髄性筋萎縮症」の乳幼児で、年間およそ25人への投与が見込まれています。