11人を厳重注意処分 戦没者遺骨取り違え
戦没者の遺骨を外国人のものと取り違えていた問題で、厚生労働省は当時の幹部ら11人を厳重注意の処分としました。
戦没者の遺骨収集事業をめぐっては、ロシアなどで収集した遺骨のほとんどが日本人のものではなかったことが分かっています。厚労省は、遺骨が日本人ではない可能性を専門家から指摘されていたにもかかわらず、適切な対応をしなかったとして、22日、当時の担当の審議官4人、課長級4人、室長級4人のあわせて11人を厳重注意の処分としました。
この問題を調査したチームは情報共有や引き継ぎの欠如などを指摘しており、厚労省は「組織としての運営が十分でなかった」としています。