埼玉県熊谷市で当時小学4年生の男の子が死亡したひき逃げ事件が未解決のまま15年となる今月、遠く離れた長崎県佐世保市で男の子の遺品展が開かれています。

この事件は2009年9月30日埼玉県熊谷市の路上で小関孝徳くん（10）が自転車で帰宅途中に車にはねられ、亡くなったもので警察はひき逃げ事件として捜査していますがいまも未解決のままです。

事件から15年となる今月遠く離れた長崎県佐世保市の多目的ホールで孝徳くんの遺品展が開かれています。

今月9日からはじまった遺品展では孝徳くんの生前の写真や学校の授業で描いた絵、孝徳くんが練習で使っていたサッカーボールなどが展示されていて、遺品はすべて孝徳くんの母・代里子さんが提供したということです。

この遺品展を企画したのは去年、知人を介して代里子さんと知り合った北原憲さん（55）。

北原さんは事件の情報提供を呼びかけながら死亡ひき逃げ事件の時効撤廃を訴える代里子さんの活動を支援していてこの遺品展では死亡ひき逃げ事件の時効撤廃に関する署名活動も行っているということです。

遺品展の開催にあたり代里子さんは「事件についてまず知っていただけることが大事で犯人逮捕にもつながると思います。北原さんのように我が事として考えてくださっている人がいることは希望が湧きます。時効撤廃に賛同してくださる方にも感謝しています。」とコメントしています。

遺品展は今月15日まで長崎県佐世保市のアルカスSASEBO1階交流スクエアで開催されています。

無料。
午前9時～午後10時（15日は午後5時終了）。
11日は休館。

問い合わせは北原さんのX（旧ツイッター）（@kettupa_chan）のダイレクトメッセージで。

この事件に関する情報提供は熊谷警察署048-526-0110まで。