寄付された母乳を医療機関に…「母乳バンク」東京・日本橋に新拠点 来月から本格運用へ
小さな体で生まれた赤ちゃんの命を救うためドナーから寄付された母乳を医療機関に提供する「母乳バンク」が、都内に新たな拠点を開設しました。
17日、お披露目されたのは、東京・日本橋に設立された「日本財団母乳バンク」です。
「母乳バンク」は1500グラム未満の体重で生まれるなどした赤ちゃんに母乳が与えられない場合、病気にかかるリスクを減らすため低温殺菌したドナーミルクを医療機関に届ける活動を行っています。
ドナーミルクを必要とする赤ちゃんは年間5000人いるとされ、これまでの施設では、保管場所が足りないなどの課題がありました。この施設では年間5000リットル以上が保管でき、必要とする赤ちゃんに行き渡るようになるということです。
日本財団母乳バンク・水野克巳理事長
「ドナーミルクにはお母さんの母乳にはかなわないけれども、粉ミルクにはない大事な成分がたくさん含まれています。赤ちゃんが元気に育っていってもらうことで、お母さんも安心してほしい」
施設は、来月から本格運用となります。