×

外環道トンネル工事“一部差し止め”「工事には違法性」

2022年2月28日 19:10
外環道トンネル工事“一部差し止め”「工事には違法性」

外環道のトンネル工事について東京地裁は28日、一部区間の工事の中止を命じました。

外環道のトンネル工事をめぐっては、2020年5月、住民らが国やNEXCO東日本などに対し工事の中止を求め仮処分を申し立てていました。その5か月後、東京・調布市の住宅街で道路が陥没したことを受け、工事は全面的に中止されましたが、今月25日から一部で再開されています。

東京地裁は28日、外環道のトンネル工事について、国やNEXCO東日本などに対し陥没があった地域を含む一部区間の工事の中止を命じる決定をしました。

東京地裁は陥没について、「具体的な再発防止策が示されていない」と指摘し、「工事には違法性が認められる」と結論付けました。

陥没現場の付近住民「これを機会に事業者は本当に反省をして全部の工事をとめて、本当に再検討することをやっていただきたい」

斉藤国土交通相は「今後、決定の内容をよく確認し関係機関と調整の上、適切に対応していきたい」とコメントしています。