コロナ専門家会議 政府“議事録”作成せず
新型コロナウイルス対策の専門家会議で、政府が委員の発言をすべて記録する議事録を作っていないことがわかりました。
内閣官房の担当者によりますと、政府に対策を提言する「専門家会議」について、委員らの発言をすべて記録する議事録は作られていないということです。
代わりに公開された議事概要では、議論の内容が記されていますが、発言者が誰なのかわからず、反論や賛成する発言があったのかなど詳細は確認できません。
「歴史的緊急事態」に指定された新型コロナウイルス対策の検証に足るのか疑問の声があがりそうです。
内閣官房は「自由な議論をしてもらうためで、委員の合意も得た上で決めた。非公開の会議では、議事概要の場合もある」とし「公文書管理のガイドラインにも抵触しない」と説明しています。