禁煙に…日本初「治療用アプリ」薬事承認へ
スマートフォンのアプリで生活習慣病などを治療することが世界に広がっていますが、禁煙治療用のアプリを日本初の「治療用アプリ」として薬事承認することを、厚生労働省の部会が了承しました。
了承されたのは、慶応大学などのチームが開発したニコチン依存症治療アプリです。
このアプリは、禁煙外来で医師が薬と同じように処方します。患者が毎日、体調のほか、「喫煙したい」などと入力すると、スマホ上で「つらいですよね」「ガムをかみましょう」などとアドバイスするもので、厚労省の部会は、開発チームによる治験の結果、このアプリの禁煙への効果を認めました。
正式に薬事承認されれば、医師は、ニコチンへの身体的な依存の治療には禁煙補助薬を使い、心理的な依存にはこのアプリを使うことができます。
開発チームは、今年中の保険適用を目指しています。