「交通安全ジオラマ」作成 模型部の高校生らに埼玉県警が感謝状
町で事故が起きやすい状況を再現した「交通安全ジオラマ」を作った模型部の高校生らに埼玉県警から感謝状が贈られました。
「みんなでやったものなので感謝状までもらえてうれしい。みんなでやってよかった」こう話すのは県立三郷工業技術高校の模型部の浅古瑠輝部長(17)と宇佐見一暁副部長(16)。
模型部では去年、警察から依頼を受けておよそ3か月かけて「交通安全ジオラマ」を作成し、27日に埼玉県警草加警察署から浅古部長らに感謝状が贈られました。
「交通安全ジオラマ」は発泡スチロールやコルクボードなどでできていて、車の陰から歩行者が飛び出してくる状況など交通事故が起きやすい8パターンの危険な状況が再現されています。
作成にあたって部員らはネットの衛星写真を参考にするなどしたほか、道路の汚れ具合までスプレーを使って再現したということです。
このジオラマは今後、草加警察署のロビーで展示される予定だということで、浅古部長らは「ジオラマを見て(町に)こういう危険がひそんでいるんだということを知って 自覚しながらハンドルを握ってほしい」などと語りました。
また、草加警察署の岩崎英紀署長は「ジオラマを通じて危険箇所を知らしめることで注意喚起をし、事故防止をはかっていきたい」と話しました。