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東日本大震災から14年 山林火災で新たな困難 岩手・大船渡市

2025年3月11日 11:50
東日本大震災から14年 山林火災で新たな困難 岩手・大船渡市

東日本大震災の発生から11日で14年です。震災で甚大な被害を受け、平成以降国内最大規模の山林火災に見舞われた、岩手県大船渡市から中継です。

美しい海はあの日、高さ8メートル以上の大きな津波に変わり町を襲いました。岩手県内では関連死を含め5147人が亡くなり、1107人の行方が今も分かっていません。

震災から14年を迎えようとしていた先月、被災地はまたも災害に見舞われました。平成以降、国内最大規模となる山林火災です。焼失面積はおよそ2900ヘクタール。男性1人が亡くなり、210棟の建物が被害を受けました。

この中で迎えた3月11日。

震災で母を亡くした山岸中さん(50)「山林火災の影響でもしかしたら3月11日は避難所(滞在)でお参りできないと思ったが、かえってこられたのは(亡き)母親がプレゼントしてくれたのか」

この山林火災で、震災の後に建て直した自宅が被害を受けた人もいました。

市は9日に鎮圧を発表しましたが、生活やなりわいの再建など課題が多く残ります。被災地では、新たな困難に立ち向かいながら午後2時46分を迎えることになります。

最終更新日:2025年3月11日 11:58