斎藤知事“出直し選挙”を表明「まだまだ知事の仕事を続けさせていただきたい」
パワハラ疑惑などをめぐり、兵庫県議会で不信任決議が可決された斎藤知事が26日に会見を開き、失職を選択し、出直し知事選にのぞむことを明らかにしました。会見が行われている兵庫県庁から中継です。
午後3時から始まった記者会見は、2時間近くたった今も続いてます。
紺色のスーツとネクタイ姿で会見に臨んだ斎藤知事は「今の状況を招いたことを県民の皆様に心からお詫び申し上げたい」と謝罪する一方、この3年間で進めた行財政改革の実績を強調し、「改革を止めてはいけない。私はまだまだ知事の仕事を続けさせていただきたい」と力強く述べました。
決断したのはいつかという質問に、斎藤知事は「きのうの朝」だと答え、高校生からエールの手紙をもらったエピソードを語った際は、言葉をつまらせる場面もありました。
失職と出直し選への出馬表明に対し、3年前の選挙で知事を支援した最大会派の自民は独自候補の擁立を模索しています。
自民県議団・北野実幹事長「今の県政の混乱をしっかりまとめていただいて、県民からしっかりと信頼に応えられる政治家の知事候補を選びたい」
第二会派の維新も独自候補の擁立をするか検討していて、午後4時ごろから県議らが対応を協議しています。
30日の失職後、選挙は50日以内に行われますが斎藤知事は「どこの政党の力も借りるのは難しい。選挙戦を一人でやるのも挑戦」だと語りました。