J&Jのコロナワクチン、近く厚労相が正式承認へ
アメリカの医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が開発した新型コロナワクチンについて、厚生労働省の専門部会は製造・販売を承認することを了承しました。
厚労省の専門部会は、アメリカの医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が開発した新型コロナワクチンの製造販売について、30日に了承しました。
このワクチンは、18歳以上が対象で、初回の接種が1回ですむタイプで、追加接種は初回接種から2か月経過してから接種することができます。
初回の接種について海外で4万人を対象に行われた臨床試験では、接種14日以降の有効率は66.9%、接種後28日以降では66.1%となり、副反応については、発熱の頻度が低いということです。
また、追加接種の臨床試験では、14日以降の有効率は75.2%でした。
近く、厚生労働大臣が正式に承認する見通しで、国内の新型コロナワクチンとして5例目になりますが、すでに特例臨時接種で公費で無料接種として使われるワクチンが、ファイザー製、モデルナ製など4つあるため、厚労省は「現時点で、国で購入して特例臨時接種で使用は考えていない」としています。