「郵便局員にキャッシュカードを手渡してしまった」相談を受け被害を防止した郵便局員に感謝状 警視庁
「郵便局員を名乗る男にキャッシュカードを渡してしまった」と相談してきた高齢女性のキャッシュカードの利用停止を迅速に行ったことで、被害を未然に防いだとして、警視庁・蒲田署は、郵便局員3人に感謝状を送りました。
今月2日、警視庁・蒲田警察署から感謝状が送られたのは大田区の郵便局に勤める女性職員ら3人です。
女性職員(63)は今年5月、女性(80代)から「郵便局員を名乗る男にキャッシュカードを手渡してしまった」などと電話で相談を受けると、すぐに特殊詐欺を疑いキャッシュカードを停止して被害を防いだということです。
職員の迅速な対応によって女性の現金が引き出されることはなく、警視庁は特殊詐欺事件として、捜査を続けているということです。
職員は、「年齢にかかわらず、大金をおろす人には声かけをするように心がけています。気になることがあれば、気軽に連絡してほしいです。」と話しました。
蒲田署管内での特殊詐欺被害は今年に入ってから70件、被害額は2億2000万円以上にのぼっていて、去年から倍増しているということです。
蒲田署は「引き続きご協力をいただき、検挙と抑止につとめたい」としています。