厚労省の専門部会“子ども家庭支援する資格”作成了承
厚生労働省の専門部会は、より専門的な知識をもって児童虐待が起きないよう、子どもや家庭を支援する新たな資格を作ることを了承しました。
厚労省の専門部会は新たな資格「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」を、創設することなどを含む報告書をとりまとめました。この資格は、児童虐待が増える中、子どもや家庭を支援する人材の専門性を高めるためのものです。
社会福祉士や精神保健福祉士の資格があれば、虐待対応や母子保健などの教育課程を終えることで、この新資格を認定する方向ですが、国家資格とすることは見送られました。
報告書には、児童養護施設や里親家庭で育つ若者の年齢制限について、今は原則18歳、最長で22歳ですが、これを撤廃する方向で、児童福祉法を改正する方針も盛り込まれました。