オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の遺骨などについて、二女に引き渡すよう国に命じた東京地裁の判決を不服として、国は18日、控訴しました。

2018年に死刑が執行された松本智津夫元死刑囚の遺骨などをめぐっては、3年前、最高裁で遺族内での引取先を二女とする判断が確定しています。

国が現在も管理している遺骨などの引き渡しを二女が求めた裁判で、東京地裁は今月13日、国に二女への引き渡しを命じる判決を言い渡していました。

この判決を不服として、国は18日、東京高裁に控訴しました。国側はこれまで、「遺骨が社会に出れば信者などの活動の危険性を高め、社会不安を招く」などと主張しています。