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“統一教会”の訴え退ける 「ミヤネ屋」での発言めぐり…紀藤弁護士と読売テレビに損賠など求めた裁判 東京地裁

2024年3月13日 15:21
“統一教会”の訴え退ける 「ミヤネ屋」での発言めぐり…紀藤弁護士と読売テレビに損賠など求めた裁判 東京地裁

宗教法人「世界平和統一家庭連合」いわゆる「旧統一教会」が、「ミヤネ屋」での出演者の発言により名誉を傷つけられたとして、紀藤正樹弁護士と読売テレビに損害賠償などを求めた裁判で、東京地裁は、旧統一教会側の訴えを退けました。

旧統一教会は、紀藤弁護士のミヤネ屋での発言が名誉毀損にあたるとして、読売テレビと紀藤弁護士に対し2200万円の損害賠償や謝罪放送などを求めていました。

紀藤弁護士は2022年7月、ミヤネ屋に出演した際に教団からの“分派”について触れた上で、「一番ひどい事案は信者に売春させていた」などと発言。これに対し、教団は「発言は教義に反するもので虚偽であり、社会的評価を低下させた」などと主張していました。

13日の判決で、東京地裁は紀藤弁護士の発言について、「真実相当性があり不法行為は成立しない」などとして、教団の訴えを退けました。

判決を受けて、紀藤弁護士は会見で、「勝訴したことはよかった。メディアは萎縮することなく報道を続けていただきたい」とし、読売テレビは「当社の主張が認められたものと考えております」などとしています。

一方、旧統一教会は「視聴者からの書き込みや信者による『売春』についての問い合わせが数多くあるにもかかわらず、これらの証拠を無視した判決結果には、大変遺憾であると言わざるを得ません」などとコメントしています。

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