陛下が国の安寧など祈り…皇居で「新嘗祭」
皇居では23日、天皇陛下が国の安寧と五穀豊穣を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」が行われています。
「新嘗祭」は、天皇陛下がその年に収穫された米などを神々に供えて自らも食べ、五穀豊穣に感謝し、国と国民の安寧を祈るもので、1年で最も重要な宮中祭祀といわれています。
陛下は、23日午後5時過ぎ、皇室に伝わる三種の神器とされる「剣璽(けんじ)」=「剣(つるぎ)」と「勾玉(まがたま)」とともに皇居に入られました。
今月8日に「立皇嗣の礼」を終えた秋篠宮さまも皇居に入られました。「皇嗣」として初めて殿上で拝礼されます。
新嘗祭は、午後6時からの「夕(よい)の儀」と、午後11時からの「暁(あかつき)の儀」がそれぞれ2時間行われ、陛下が皇居で育てられた米も使われます。