「大阪コロナ重症センター」吉村知事が視察
新型コロナウイルス患者の病床がひっ迫する大阪府は、重症者を専門に治療する臨時の施設を来週から稼働させるのを前に内部を報道陣に公開し、吉村知事が視察しました。
公開された「大阪コロナ重症センター」は大阪市内にある府立の医療センターの駐車場にプレハブでつくられ今月15日から受け入れが始まります。30床のすべてに人工呼吸器が備えられているほか、肺を撮影するCTも用意されています。
大阪府内では重症者がすぐに入院できる病床の使用率が86%と非常に高く、新しいセンターをつくることで医療崩壊を防ぐことを目指します。
吉村知事「ここで命を救う活動をしようと手を挙げている看護師の皆さん、関係者の皆さんに本当に感謝を申し上げたい。年末年始に、コロナの治療を受けられるような体制をできるだけ整えたい」
この重症センターの30床に必要とされる看護師は130人ですが、現在、確保できているのはおよそ80人で大阪府は他の自治体などに看護師派遣の協力を求めているほか、近く自衛隊にも要請する方向で調整しています。