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若いがん患者の卵子など 凍結保存に助成

2020年12月15日 22:14

若い世代のがん患者が、将来、妊娠するための機能を維持するために、厚生労働省は、来年度から、がん治療前に、卵子などを凍結保存する費用を助成すると発表しました。

がん患者は、抗がん剤や放射線などの、がん治療の副作用で、生殖機能が低下したり、失われたりする場合があります。そのため、若い世代のがん患者は、治療前にあらかじめ、卵子や精子などを採取し、凍結保存することができますが、現在は、健康保険は使えず、高い費用を支払う必要があります。

厚生労働省は、来年度から、卵子の凍結保存などにかかる費用を、助成することを決めました。対象となるのは、がん治療で生殖機能の低下が予想される人や、がん治療への影響がない人などで、詳細な助成の範囲については、今後、検討するとしています。

厚労省は、凍結した未受精卵子などで、妊娠できるかどうか、エビデンスを集めるため、研究事業として実施するとしています。

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