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森会長辞任表明 後任は?組織委で議論続く

2021年2月12日 16:41
森会長辞任表明 後任は?組織委で議論続く

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言をめぐり、12日午後3時から臨時の会合が行われています。

会合は午後4時半に終わる予定でしたが、午後4時半を過ぎてもまだ続いていて、新しい会長の選任の方法について議論が行われています。

森会長は冒頭のあいさつで自身の発言について謝罪したあと、後任の選考については、「意見をいただいて、この会が意義のあるものにしてほしい」などと述べ出席者に託しました。森会長はその後も会議に出席していましたが、つい先ほど会場から退出しました。

森会長の後任をめぐっては、会長自身が川淵三郎氏を指名し、川淵氏も内諾していましたが、政府から起用見送りなど様々な意見が出ていることもあり、川淵氏は会合前に「そういうことならば、従わなくてはいけないのではないか」などと答えています。

また、組織委員会幹部は「人事は白紙だ。選考委員会などを設置して検討していきたい」と話しています。

透明性が求められる新会長の選任方法については、政府も推薦者を探す動きがあり、組織委員会が新たに「選考委員会」をつくって決めるという選択肢も議論されているということです。

15日からは、IOCと大会の準備状況を確認する会議が開かれることになっていて、通常、組織委員会の会長は出席しますが、今回は事務方だけでコロナ対策などについて議論することも検討されているということです。