乗客襲撃事件相次ぎ 東京メトロ「非常用設備案内」始める“ためらわず使って”
走行中の電車内で乗客が襲われる事件が相次いだことを受け、東京メトロは15日から全路線の車内ディスプレーなどで非常用設備の利用方法に関する案内を開始しました。
15日から東京メトロの車内ディスプレーで放映されているのは、非常用設備の使い方を案内する映像です。
ことし6月に国土交通省が示したガイドラインに基づき非常事態を乗務員に伝える「非常通報器」、非常時に車両のドアを開ける「非常用ドアコック」、さらに「ホームドアの非常開ボタン」の操作方法や位置について、日本語と英語の2か国語で表記したりピクトグラムを用いるなど、わかりやすく表示しています。
東京メトロは、非常時には「躊躇することなく非常通報器のボタンを押して乗務員に速やかに事態を知らせてほしい」と呼びかけています。