狂犬病の予防接種せず 小学生ら12人かんだ四国犬 群馬・伊勢崎市
神奈川県南足柄市で8日、散歩中だった四国犬が逃げ出し、行方がわからなくなっていることがわかりました。警察は見かけても近づかないよう呼びかけています。
警察によりますと、8日午後5時ごろ、南足柄市中沼に住む犬の飼い主から「飼っていた四国犬がいなくなった」と申告があったということです。犬は現在も見つかっておらず、近くの小学校では、安全のため児童に教員が付き添って下校しました。
いなくなった四国犬は体長1メートルほどの9歳のオスで、飼い主によりますと、8日午後4時ごろ、散歩中に首輪から抜け出し走っていなくなったということです。
一方、7日に群馬県伊勢崎市の公園で子どもら12人が民家から逃げ出した四国犬にかまれた事件で、その後の市への取材で、飼い主の男性がこの犬について、法律で義務づけられている市町村への登録と狂犬病の予防接種を行っていなかったことがわかりました。
男性はあわせて7頭の四国犬を飼っていますが、市への登録は3頭のみで、その3頭もおよそ10年前から予防接種を受けた記録がなかったということです。
これを受け市は8日、男性に行政指導を行っていて、警察が過失傷害や狂犬病予防法違反の疑いなどで調べています。