地元では賛否…町長ら“医療従事者用”接種
茨城県城里町で先月、42歳の町長や副町長、教育長の三役が医療従事者向けの新型コロナウイルスのワクチンを接種していたことがわかりました。「キャンセルが出たため」と説明しています。
上遠野修町長「医療関係者162名の中でキャンセルが12名発生し、廃棄を避けるため、私も三役も含めて職員がさらに接種を致しました」
城里町では、今月31日から高齢者およそ6800人へのワクチン接種が始まる予定です。これに先立ち、医療従事者向けのワクチンが届き、接種を担当する町の職員は該当者として接種しましたが、12回分のキャンセルが出たため、先月28日、42歳の上遠野修町長や副町長、教育長ら三役を含む職員も接種したということです。
上遠野町長は「自分を含め、接種した職員は集団接種に関わる職員で、医療従事者に準ずるので問題ない。3週間後には2回目の接種を受ける」と説明しました。
城里町民「抜け駆けはいけないっていうことだけですよ」
城里町民「(ワクチンが)余るんであれば、先に打ってもいいのかなとは思うんですけど」
町の人からは賛否の声が聞かれました。