×

沖縄・米兵性的暴行事件 被害少女が出廷「夜眠れず、外出ること怖くなった」自傷行為も

2024年8月23日 19:06
沖縄・米兵性的暴行事件 被害少女が出廷「夜眠れず、外出ること怖くなった」自傷行為も

沖縄で16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し、性的暴行を加えた罪に問われたアメリカ空軍兵の男に対する2回目の公判が開かれ、被害少女が証人として出廷し、「逆らうのが怖かった」などと当時の心境を語りました。

この事件は、アメリカ軍嘉手納基地に所属する空軍兵、ブレノン・ワシントン被告(25)が去年12月、沖縄本島中部の公園で、16歳未満の少女に声をかけ、車で自宅へ連れ込んだ上、性的暴行を加えた罪に問われているものです。

那覇地裁で23日に開かれた公判には、被害少女が出廷し、遮蔽板の後ろで証言台に立ちました。

被告から「寒いから車で話そう」と言われて、車に乗った理由について、少女は「逆らうのが怖かったからです」などと当時の心境を語りました。

事件後の状況については、「夜も眠れなくなり、外に出ることが怖くなった」と話し、腕や足を自分で傷つける自傷行為があることも明かしました。

一方、自らの将来について「スクールカウンセラーになって、自分と同じようなつらい思いをした子どもたちを助けたい」と語りました。