大手証券会社に勤務していた男が、顧客だった夫婦に薬物を飲ませたあと家に火をつけ、現金などを奪ったとして逮捕されました。

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記者
「約3か月前、閑静な住宅街で火事が起きました。しかし、こちらの火事の原因は放火だったということです」

火事があったのは今年7月です。広島市の住宅から出火しました。この家に住んでいた80代の夫婦は避難して無事でした。

近くに住む人
「二階の方がよく燃えていた。消せないくらい燃えていた」

警察は80代の夫婦に睡眠作用のある薬物を飲ませ、住宅に火をつけて現金約2600万円などを奪った強盗殺人未遂などの疑いで30日、無職の梶原優星容疑者（29）を逮捕しました。

捜査関係者などによると、梶原容疑者は当時、大手証券会社に勤めていて、顧客だった夫婦の家を複数回、訪れていたということです。

事件当日は一緒に食事をしていた際に睡眠作用のある薬物を飲ませたとみられています。

梶原容疑者はすでに懲戒解雇されており、大手証券会社は「当社の元社員が逮捕されたことは、誠に遺憾です」とコメントしています。