各地で雷雨 島根・雲南市“警戒レベル5”
12日も大気の状態が非常に不安定となり、島根県雲南市には大雨警戒レベル5にあたる緊急安全確保が出されました。各地で冠水などの被害が相次ぎ、局地的な豪雨も発生していて、天気の急変に注意が必要な状況が続いています。
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午後、突然の大雨に見舞われた群馬県前橋市。まるで台風のような雨風も吹き荒れました。
列島各地で局地的な雷雨や猛烈な雨となった12日。島根県雲南市では大雨警戒レベル5が出され、命を守る行動が求められました。
記者(島根・松江市 午前8時半すぎ)
「身の危険を感じるほどの強い雨が降っています」
午前9時前までの1時間に60ミリと、非常に激しい雨が降った島根県・松江市。
この大雨の影響で、道路一面が冠水し、道路はまるで川のように。車が通るたび、道路上が波打ち、歩くのもやっとの状態。警察が出動し、交通規制が行われていました。
スクールバスも立ち往生。
スクールバスの運転手
「エンジンが止まってしまった。めったにないですね」
濁流と化した川の水が道路へと流れて出ているところもありました。
市内の至る所で起きた冠水被害。浸水したとみられる民家もありました。
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梅雨前線が停滞している影響などで、朝から非常に発達した雨雲がかかり続けた島根県。雲南市付近では、午前10時までの1時間に約100mmの猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が発表されるなど、記録的大雨により、街が大規模に冠水しました。
雲南市の全域には、大雨警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されました。(午後6時55分に解除)
6時間雨量が132.5ミリと、7月の観測史上1位を記録した安来市でも街が冠水。乗用車は半分ほど水に浸かり、動かなくなっていました。
土砂崩れも発生。住宅の近くまで土砂が流れたといいます。
近隣住民
「怖いです」
島根県内では、松江市や出雲市など一部自治体に大雨警戒レベル4の「避難指示」が出されています。(午後5時半現在)
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記録的な大雨は鳥取県でも。
米子市では市内を流れる川が越水。道路に流れ出し、冠水しました。境港市では12時間雨量が204.5ミリと観測史上1位を記録しています。
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そして、鳥取や島根に大雨を降らせた雨雲は広島にも。
広島市では午後、「雷雨」となりました。
庄原市でも激しい雷雨に。庄原市では午後1時すぎまでの6時間雨量が156.5ミリと観測史上1位を記録しました。
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記者(秋田市 午前0時すぎ)
「秋田市の交差点です。道路が完全に水没してしまっています」
秋田市では午前6時半すぎまでの12時間雨量が153ミリと観測史上1位を記録し、市内を流れる川が増水。
由利本荘市でも12時間雨量が194ミリと観測史上1位となりました。ここでも道路は大規模に冠水。すし店は浸水被害にあいました。
「由利本荘にきて53年になるけど初めて」
「こんなにすぐにダーって上がってくるとは思わなかったから。あっという間でした」
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13日にかけても列島各地で非常に激しい雨が降り、大雨となるところがあり、土砂災害などには厳重な警戒が必要です。