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用水路に流された少年救出 2人に感謝状

2021年7月16日 21:46
用水路に流された少年救出 2人に感謝状

新潟県の警察署で感謝状を受け取った、家老正一(71)さんと山本良幾さん(47)。2人は、先月家老さんの自宅近くで用水路に流された10代の少年を救助したといいます。

家老正一さん(71)
「ちょうどここだったかなぁ。子どもが後ろづたいで下がるような格好で」

現場は、長岡市を流れる川幅およそ13m、水深およそ1.5mの用水路でした。当時、自宅の家庭菜園にいた家老さんは、大きな声を聞いて駆け付けたといいます。

家老正一さん(71)
「そこまで下りて、手をつかまえようとしたんですよね。だけど彼はそれをすり抜けるような形でヒューッと」

200mほど流されていくと、通報を受け駆け付けた警察官が少年の元へ飛び込みました。

長岡警察署 中村孝之巡査長
「子どもが流れているので、もう慌てて自分も行かなきゃと、飛び込んだ感じですね」

警察官は、なんとか救助しましたが、少年を抱えて川の斜面を上がるのは難しく、そこへ手を差し伸べたのが山本さんです。

長岡警察署 中村孝之巡査長
「今回山本さんが最初に手を差し伸べてくれなければ、(岸に)上がることができませんでしたので」

最後は、家老さんも駆け付け一緒に少年を引き上げたといいます。